210122
甘い文句は信じない だっていつだって優しくはないでしょう
愛想振り撒く姿をどうか信じさせてほしいよ
あんまり人に期待しない だっていつかはどっか行っちゃうでしょう
安心してる間に横取りがいつだって人間だよ
テレビじゃ誰かが誰か殺してて朝から気分下がるでしょう
パチンコにいけば二万は喰われるしたまには一番になりたいよ
水で湿った服を干したって誰も誉めちゃくれないでしょう
臭い酒ばっか飲んでればいつかの憂鬱だって昔のこと
「それでいいよ」って 甘やかす声
「それはいいよ」って 無責任な言葉
あなたが仮に不幸になったって実際マジで構わないし
あなたが仮に一人になったって私がいる保証はないし
私が仮に不幸になったって絶対あなた要らないし
私が仮に一人になったって絶対あなた要らないし
「それでいいよ」って 甘やかす声
「それはいいよ」って 無責任な言葉
漠然とした安心を拐って行く季節の中で
「「細やか」って綺麗よね」って君が笑っている
虫でも殺したみたいな声で言う「さようなら」を
なぜだか懐かしいと思うのってちょっと可笑しいね
easily / CRYAMY
優しい言葉だけをくれる人が優しいわけではない。私を飛び越えた誰かに言っているかもしれないし、私にぶつけるだけぶつけて自己満足するためのひとつの方法の一部にすぎないかもしれないし、シンプルに自分に言い聞かせているだけなのかもしれない。優しい人は反対も否定も説教も説得もくれる。私のために。と、いいつつ、これさえも「私のためを思って」という枠にあてはめて、うわの空で言っているかもしれないが。安心をくれるからといってその安心がずっとあるとは限らない。横取りされるのか、逃げるように離れていくのか。そもそも心に寄生していただけかもしれないし。もっと言えば心に寄り添っていると勝手に勘違いしていただけかもしれないし。
世界の中の日常は、私がいてもいなくても恙無く進んでいく。
「それでいいよ」も「それはいいよ」も甘やかしだし無責任かもしれない。だからって「それがいいよ」もその2つと違うわけじゃない。結局は自分で取捨選択も断捨離もしなければいけない。
あなたに悪いことがあっても私には関係ないし、私に悪いことがあってもあなたを頼ることはしない。
心の片隅に居座り続ける「さようなら」
結局 皆自分がかわいいから守りたいだけ。かわいくて仕方ない自分を守りたいだけ。
私もあなたも例外ではなく。